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今回の記事を含めて、３回にわたって「なぜ雨漏りによって木材が腐るのか？」というテーマでお伝えしています。
第１回では、木材腐食の原因となる木材腐朽菌の紹介、
第２回では、木材腐朽菌の生育条件の紹介をしました。
今回はこれらを踏まえた上で、木材の腐食を防ぐために今からできることをいくつかお伝えします。

まずは、水分の除去です。
一番簡単な方法は換気です。
空気の流れが滞らないように換気の習慣をつけましょう。
また、防湿剤を置くことでも木材腐朽菌の生育を抑えられます。

次に考えられるのは、木材腐朽菌の除去です。
というのも、酸素と気温に関しては、コントロールが難しいからです。
そのため、水分除去以外には、菌そのものを除去するするしかありません。
菌の除去には、防腐剤が用いられますが、中には人体に有害なものもあるため注意して選びましょう。

もちろん、木材の腐食を防ぐには、その原因となる雨漏りを防ぐのが一番です。
しかし、雨漏りを防ぐのが困難な場合もあります。
雨漏りに気付かないまま、建物内部で木材の腐食が発生しているご家庭があるのも事実。

まずできることから手を打ちましょう。
そして、雨漏りが発生してしまった場合は早めに修理できるよう原因箇所を調査しましょう。