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皆さん毛細管現象ってご存知ですか?
簡単にいうと、
「すきま」のような狭い空間を、
重力に関係なく上下左右に液体が浸透していく現象の事を言います。
表面張力・壁面のぬれやすさ・液体の密度によって浸透していきます。
この現象、実は雨漏りに関係しているんです。
想像がつく方もおられるかもしれませんが、
外壁のクラック(ひび割れ)や、シーリングの劣化に伴う割れ、痩せ、剥がれなどから雨水が毛細管現象により内部に浸透してくるのです。
外壁以外も、スレート屋根の屋根材の、板の間が上下に重なっている部分にも毛細管現象が生じます。
ではどう対処すればいいのか?
外壁に関しては塗装前に毛細管現象の原因となりうる隙間をケアするのが有効です。
では屋根の場合はどうでしょう?
実は屋根にはあえて隙間をつくるという方法があります。
スレート屋根の場合、毛細管現象で水が上がってきても、
適度に排水出来る構造ではあります。
しかしその量によっては、雨が止んでも、狭いすきまに入り込んだ雨水が内部を蒸らした状態にすることがあるため、あえて隙間をつくり、この蒸れを防ぐことが有効なんですね。
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